原発再稼働に向けた安全対策工事に携わる。
大きな社会的使命があるからやりがいも大きい

PROFILE

T・T

施工チーム

自動車修理、配送、建設現場作業員などを経て、2024年に株式会社大栄機工へ入社。現在は施工チームで、ケーブルの敷設など電気工事の作業に従事している。

入社のきっかけを教えてください。

前職では島根県の原子力発電所で塗装作業員として働いていましたが、50歳を目前に、そろそろ生まれ故郷の福島に戻りたいと考えるようになりました。

ネットで求人情報を検索していたところ、大栄機工の求人を見つけ、地元の福島県で働けるということで応募しました。原子力発電所の作業現場の雰囲気は前職で知っていたので、職種は違っても、仕事になじめるだろうという思いもあり入社を決めました。

現在はどんな仕事をしていますか?

ケーブルトレイの設置など電気工事関係の作業を担当しています。

1日の仕事の流れを教えてください。

現場での仕事は、午前7時40分から午後4時40分までです。
1日の流れを簡単に説明すると、始業後まず全員でラジオ体操を行い、朝礼でその日の注意事項や作業内容などの情報共有を行ったあと、8時過ぎから作業開始となります。
作業中は1時間おきに15分間の休憩があり、お昼休憩は1時間。午後4時過ぎから後片付けを始め、全員が集まって終礼をし、4時40分に終業です。
 

仕事で大変なことは何ですか?

「夏の暑さ」ですね。原発の内部はサウナ状態で、WBGT値(熱中症の危険度を示す「暑さ指数」)が「厳重警戒」の28℃を超えてしまう日もあるほど過酷です。メッシュタイプや綿の作業着を着用しているときはまだましですが、フードやゴーグル、防塵マスクを装着する溶接用作業着を着用する日は、特に大変です。

もちろん熱中症対策は万全で、水分補給や涼しい場所での休憩を自由にとることはできますが、自分の体調を把握しながら作業をしないといけないので、注意しています。

やりがいを感じるのはどんなときですか?

原発の再稼働という「社会的使命」に関わっていることです。
私たちが取り組む安全対策工事が終わり再稼働が実現すれば、夏場の電力不足や電気料金の高騰といった課題の解決にもつながるかもしれない――。そんなことを考えながら、日々頑張っています。

職場の雰囲気を教えてください。

建設業界というと荒っぽい人や職人気質で頑固な人が多いイメージですが、当社の施工チームのメンバーは30代後半以上の人が多いせいか、みんな穏やかで落ち着いています。建設・土木関係で働いた経験のある人は、たぶん驚かれると思います。私も「この会社は温厚な人ばかりでいいな」と思いました。

私は電気関係の工事は未経験でしたが、チームの先輩方が丁寧に教えてくれるので、心配はありませんでした。今は3名のチームで作業をしていますが、班長や先輩がうまくフォローしてくれて、チームワークは良好。働きやすい職場だと思いますね。

どんな人に向いている職場だと思いますか?

体力があって、ルールとモラルをしっかり守れる人です。
原発内では細かい安全ルールがあるため、指示を守れないと周囲に迷惑がかかります。責任感を持って仕事に取り組める方が向いていると思います。

土木・建設関係の経験があれば早くなじめますが、何より大切なのは「やる気」です。興味を持った方は、ぜひ飛び込んできてほしいですね。
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